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放射線室

早期アルツハイマー型認知症診断支援システム-VSRAD-(ブイエスラド)について

VSRAD(ブイエスラド)とは

MRIを用いて、海馬傍回付近における脳の委縮の度合いを検査するものです。アルツハイマー型認知症は海馬傍回付近の委縮が最も早期にみられます。
(海馬傍回は記憶の形成・保持・再生をつかさどる非常に小さな領域です。)

検査方法

検査は頭部のMRI画像を撮ります。通常のMRI検査の一環として行います。痛みはありません。食事制限等もなく、検査前後も普段通りに生活できます。

診断

MRIで撮影した頭部の画像データと健康な脳の画像から作られた画像データをコンピューターで照合・解析し、脳の委縮の程度を測ります。海馬傍回付近は非常に小さく、目で萎縮を確認することが難しいです。VSRAD(ブイエスラド)ではコンピューター解析により確認できます。
(海馬傍回付近の委縮がみられても、必ずしもアルツハイマー型認知症とは限りません。アルツハイマー型認知症は医師による問診も併せて行い、症状を継続的にみることにより診断に至ります。)

当院のMRI検査は予約制です。VSRAD(ブイエスラド)の検査を受けるには、まず医師の診察を受けていただいてから予約を取得しております。まずはご来院ください。その際、かかりつけの紹介状がございましたら医療機関どうしの連絡が密になります。