心臓リハビリテーションとは?
「心大血管リハビリテーション」、いわゆる心臓リハビリテーションとは、心筋梗塞や狭心症等の心大血管疾患やその手術後の患者様に対して、心肺機能や体力の改善を図るとともに、歩行などの基本動作や自宅生活で必要な日常生活動作の向上を目的に行われるリハビリテーションです。
患者様自身が自分の病気のことを知ることから始まり、患者様ごとの運動指導、安全管理、危険因子管理、心のケアなどを総合的に行うものです。
医師、理学療法士、作業療法士、看護師、薬剤師など多くの専門医療職が関わって、患者様一人ひとりの状態に応じたリハビリプログラムを提案、実施します。
当院の対象疾患について
当院は心大血管リハビリテーションⅡの施設基準を取得しており、急性心筋梗塞や大血管手術後から1か月以上経過した患者様や心不全の患者様を対象にリハビリテーションを提供させて頂いております。
リハビリテーション(運動)の内容について
血圧、心拍数等のバイタルチェックをしながら、一人ひとりの患者様の状態に合わせてストレッチやリラクセーション等の準備運動から始め、筋力訓練等のレジスタンスEX、エルゴEX(自転車漕ぎ)や歩行等の有酸素運動を中心に運動を進め、最後に整理運動を行います。
不整脈等が有る患者様については、心電図モニターによるチェックを行いながら慎重に運動を実施していきます。
当院での心大血管リハビリテーション実施数について