食事中にむせる、咳が出る、食事に時間がかかる、食後に痰が出るなどの、困ったことはありませんか?
摂食・嚥下障害とは食べること、飲み込むことの障害のことで上手く食べられない、飲み込めない状態をいいます。
このような場合に飲み込んだものが気管に入る(誤嚥する)飲み込んだもので窒息する、ということが起こり肺炎等の病気に繋がります。
当院では摂食嚥下障害をお持ちの患者様に 嚥下造影検査(VF)を実施しています。
嚥下造影検査(swallowing videofluorography: VF)とは
バリウムなどの造影剤を含んだ食事をX線透視下で食べてもらい、透視像をビデオやDVDに記録し、嚥下運動や適切な食形態を評価・診断する検査です。
誤嚥があるかどうかのチェックや、口腔・咽頭・食道の動きの観察等に有用であり、最も情報量の多い検査です。
当院による嚥下造影検査は新病院移転後(平成27年8月)から実施しております。
医師、歯科医師、言語聴覚士、看護師、放射線技師、栄養士と連携し、月に2症例程行っており、必要性が高い状態にあります。機能や形態の異常をみるだけでなく、安全に食べるための条件(摂食時の体位、食物形態など)を見つけることができ、治療方針の決定に役立ちます。