診療科・部門案内
診療科

脳神経内科

スタッフ紹介

非常勤医師

松原 崇一朗

 

診療科の特徴

阿蘇市は世界一のカルデラを有し、自然に恵まれ、年間数百万人の観光客を迎え入れる地域です。阿蘇地域は人口6-7万人の医療圏です。当科は脳血管障害、神経感染症、機能性疾患、脱髄性疾患、遺伝性疾患、および神経変性疾患といった急性期から慢性期まで専門性を必要とする一面を持ち合わせています。近年、脳血管障害は、地域医療の範疇のなかに広く取り込まれるようになり、発症・急性期加療を施された後、回復期のリハビリテーションを行い、その後、地域かかりつけによる再発予防を行うように変化しています。当科は急性期加療に関わる役割を担っています。

主な診療領域

◇脳血管障害(脳梗塞・脳出血)  ◇神経変性疾患(家族性アミロイドポリニューロパチー・認知症・パーキンソン病・運動ニューロン疾患・脊髄小脳変性症)  ◇頭痛(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛)  ◇脱髄性疾患 (多発性硬化症) ◇不随意運動(振戦・ジストニア)  ◇筋疾患(多発性筋炎・筋ジストロフィー) ◇神経筋接合部疾患(重症筋無力症)  ◇てんかん ◇末梢神経障害 ◇脊髄疾患 ◇髄膜炎・脳炎

検査・診断方法

  • 病気の始まり方、その経過を知るために、お話をお伺い致します。次に、病気の種類、その部位を明らかにするために診察(神経学的診察)を行います。
  • それぞれの病気に応じた検査を行い、診断致します。
  • 検査:CT、MRI、超音波、採血、脳脊髄液検査、脳波など

治療方法

脳血管障害

脳梗塞(発症4.5時間以内)はアルテプラーゼ静注療法を行います。その他、抗血栓療法、脳保護療法、抗浮腫療法など脳梗塞の病型診断に基づいて的確な治療法を選択します。

神経変性疾患

パーキンソン病はレボドパ、ドパミンアゴニストなどの薬物療法を行います。脊髄小脳変性症は必要に応じて遺伝子診断を行い、薬物療法を行います。

頭痛

二次性頭痛を除外し、トリプタン製剤、緊張緩和薬などを用います。