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診療科

歯科口腔外科

スタッフ紹介

歯科医師

高宗 康隆

高宗 康隆

高宗 康隆

【専門領域・資格等】

日本口腔外科専門医
歯科医師臨床研修指導医
日本口腔科学会認定医

 

 

歯科口腔外科の紹介

当科は2019年2月1日より診療を開始することになりました。スタッフは常勤歯科医師1名、非常勤衛生士1名で構成されております。

阿蘇医療センターは地域の中核病院として様々な疾患に対応しているために専門的口腔ケアが必要となる患者様が多くいらっしゃいます。院内患者様の口腔ケアを充実させながら、口腔外科疾患に対する外来診療、入院管理下での診療を行っています。現在、阿蘇郡市地域において入院管理下での手術等の診療を行っている口腔外科施設はなく、当科がその役割を担うことで地域医療に対するバックアップになるものと考えております。
地域の先生方と力を合わせて地域医療を盛り上げていきたい所存ですので、よろしくお願いいたします。

診療内容

外来診療は口腔外科疾患、周術期口腔ケア(手術やがん治療の患者様に対するお口のケア)が対象となります。
通常の虫歯治療、入れ歯やかぶせものの治療は原則として行っておりません。急患で来院された場合は、応急処置での対応とさせていただきますので、ご了承ください。

口腔外科疾患

  1. 親知らずや埋まっている歯の抜歯
    横に傾斜しているような親知らずや、埋伏歯(正常にはえなかった歯)の抜歯を行っています。位置によっては全身麻酔での手術が必要となる場合もあります。
  2. 口の腫瘍
    口の中や周りにできものができた場合だけでなく、口の粘膜が白くなったり口内炎が治らない場合も専門医の診察が必要となります。
  3. あごや口の感染症
    歯や歯ぐきに菌が感染して、あごや頬が腫れることがあります。重症化した場合は入院が必要になることもあります。
  4. あごの中ののう胞(袋状のできもの)
    さまざまな原因で、あごの骨の中に「のう胞」と呼ばれる袋状のできものが生じることがあります。レントゲンで偶然見つかることもありますが、口の中が腫れて見つかる場合もあります。放置すると徐々に大きくなって、骨が吸収したり神経がしびれたりすることがあります。
  5. 顎関節症(がくかんせつしょう)
    口をあけるとあごから音がする、痛い、口が開かない、といった症状を総合して顎関節症と呼びます。最近では運動療法や習慣づけを主体とした保存療法が中心になっています。痛みが強いときは薬を使用することもあります。
  6. 有病者の抜歯
    からだの病気のために血が止まりにくい方や、抵抗力が低下している方の抜歯や口の外科処置を行っています。

周術期口腔ケア

  1. 手術前後の口腔ケア
    口の中にはさまざまな細菌やウィルスが生息しており、口の中が不衛生であると口腔細菌などが人工呼吸器を通して気管や肺に侵入して気管支炎や肺炎をおこしたり、歯の周囲の血管から侵入した細菌が心臓内部に感染するリスクが高くなります。また、食道がんや胃がんなどでは術後に手術した部位が感染して、治癒不全になる可能性もあります。そのため、手術前に必要な歯周病の治療や抜歯をしておくこと、口の中を清潔に保つことは非常に大切です。また、全身麻酔の際、挿管するときに強く当たった前歯が折れたり、抜けて飲み込んだりするリスクを術前に把握して下げることも目的です。手術後も、自浄作用(食べることや唾液分泌で口の中の汚れがとれる)が働きにくいことと、自身での清掃が不十分なため、口から感染を生じやすい状態は続きます。手術前だけでなく、手術後も継続して口腔ケアを行うことが重要です。
  2. 抗がん剤治療中のケア
    抗がん剤治療は様々な新薬が開発され、その効果も確立されたものとなっています。しかし、治療によっておこる副作用や合併症の問題も深刻になってきています。そのため治療を開始する前に歯科で口のケアを受け、合併症を予防しようとすることが一般的になっています。抗がん剤での治療中は、口の中に様々な副作用が起きます。その頻度は高く、米国の国立がんセンターの報告では、一般的な抗がん剤治療を受ける患者さんの約40%、造血幹細胞移植治療のような強い抗がん剤治療を受ける患者さんの約80%に口の副作用が現れると報告しています。口内炎は、ほとんどの抗がん剤治療で認められています。抗がん剤治療によって口内炎になった人の約50%が重症の口内炎のために、がん治療そのものに悪影響を受けています。またほとんどの抗がん剤治療中は、骨髄抑制といって、体の免疫力が低下する副作用があります。吐き気やだるさなどで口の清掃が難しくなると、口の感染症が非常に起こりやすくなります。また免疫力が低下した時は、全身に広がってしまう危険もあります。残念ながら副作用をゼロにするような方法はありませんが、少しでも症状を和らげ一日でも早く治す為には、「口のケア」が有効であることが様々な研究で報告されています。「がん治療の開始前、できれば2週間前までには歯科を受診しておくこと」「がん治療中も継続して口腔内を清潔で良好な環境に維持するよう努めること」がとても大事です。

その他、具体的には以下の疾患に対して診療を行っております。

  1. 顎顔面外傷(顎骨骨折、歯牙脱臼など)
  2. 顎口腔炎症(歯科感染症、骨吸収抑制製剤関連顎骨壊死など)
  3. 口腔粘膜疾患(白板症、扁平苔癬、カンジダ症、天疱瘡など)
  4. 口腔良性腫瘍(エプーリス、多形腺腫、エナメル上皮腫など)
  5. 口腔悪性腫瘍(扁平上皮癌など)
  6. 顎口腔の嚢胞(粘液嚢胞、歯根嚢胞、角化嚢胞など)
  7. 顎関節疾患(顎関節症など)
  8. 唾液腺疾患(唾石、口腔乾燥症、シェーグレン症候群など)
  9. 血液疾患(出血性素因)の外科処置
  10. 神経疾患・心因性病態(舌痛症、口腔心身症など)
  11. 歯・歯槽および歯周組織の外科
    ①埋伏歯抜歯(智歯・過剰歯)
    ②小帯手術(上唇小帯異常、舌小帯異常)
    ③歯根端切除術
    ④その他
  12. 緩和ケア(口腔癌の末期におけるケアの受け入れ)
  13. 摂食嚥下リハビリ
  14. 睡眠時無呼吸症候群(スリープスプリント作製)

★特に全身疾患のある方や高齢者などの口腔外科関係の処置は入院下で行い、粘膜疾患や顎関節疾患、神経痛、舌痛症などの心因性疾患は外来通院の下で行っていきます。また、本院歯科口腔外科では一般歯科治療は原則行いませんので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

*熊本大学医学部附属病院や熊本市民病院、国立病院機構熊本医療センター、そして阿蘇郡市歯科医師会および多くの病院・施設と連携をとりながら診療を行っていきます。

診療表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
初診・再診 休診 髙宗 康隆 休診 休診 髙宗 康隆