診療科・部門案内
診療科

脳神経外科

  • 脳卒中急性期拠点病院(熊本県)
  • 脳卒中回復期医療機関(熊本県)

医師紹介

甲斐 豊

甲斐 豊

病院事業管理者兼病院長
甲斐 豊

【専門領域】

脳神経外科全般、脳血管障害、脳血管内治療

【資格等】

脳神経外科専門医
脳血管内治療専門医・指導医
脳卒中専門医
臨床研修指導医
産業医
プライマリイケア認定医・指導医
認知症サポート医
総合診療特任指導医
BLS・ACLS取得

 

山村 理仁

山村 理仁

医師
山村 理仁

【専門領域・資格等】

脳神経外科一般
脳神経外科専門医
臨床研修指導医

 

 

診療科の基本情報

当院の脳神経外科では主に以下のような患者さんの診療を担当します。

  • 手足に力が入らない、ろれつが回らない、激しい頭痛などの症状が急に出てきた。
  • 転倒、転落、事故などにより頭を打撲した。
  • ここ数ヶ月の間に、物忘れがひどくなった、歩行がおぼつかない、尿失禁が目立つ。
  • 習慣的な頭痛がある。
  • 物忘れが進行した。

当院脳神経外科は、当院で治療可能な患者さんはできるだけ当院で治療を行って地域内での治療完結を目指し、当院で治療が難しい患者さんは熊本市内の高度急性期病院や熊本大学病院と連携して診療を行っています。また、地域連携を重視し、転院先や施設入所についても、患者さんやご家族のニーズに応えられるように努めています。長期間のリハビリテーションが必要になる場合は、回復期リハビリテーション病院と連携しています。

主な疾患と治療方法

当院の脳神経外科は以下のような診療・治療を行っています。

  • 脳梗塞: 脳の血管が詰まって脳細胞が壊死する病気です。発症から数時間以内の場合は、血管を詰まらせている血栓を溶かす薬(血栓溶解薬・rtPA)の適応があれば投与を行います。また、カテーテルで詰まっている血管を通す治療(血栓回収療法)の適応を判断し、治療可能な病院へ緊急転送します。これらの治療適応がない場合、軽症の場合、発症から時間が経ちすぎている場合などは、当院で治療を行います。
  • 脳出血: 脳の血管が破れて出血し、脳を壊す病気です。手術が必要な場合は、治療可能な病院へ緊急転送します。手術が必要ない場合、軽症の場合などは当院で治療を行います。
  • くも膜下出血: 脳動脈瘤などが破れて出血し、突然激しい頭痛に襲われるのが典型的です。速やかに診断し、治療可能な病院へ緊急転送します。
  • 慢性硬膜下血腫: 以前の頭部打撲が原因で生じる外傷の一種です。当院で局所麻酔の手術を行い治療します。通常は1、2週間の入院で退院できます。
  • 脳腫瘍: 症状は様々です。当院の豊富な検査を活用し、速やかに十分な検査を行って診断情報を集め、治療可能な病院へ紹介します。また、手術後の全身管理やリハビリを引き受けています。

その他に、頚動脈狭窄、未破裂脳動脈瘤、頭部外傷(急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血、脳挫傷)、水頭症、てんかん、一次性頭痛(緊張型頭痛や片頭痛など)、片側顔面けいれん、三叉神経痛などの診療を行っています。